結婚相談所は恥ずかしい?世間のイメージと実際の利用者のギャップを知ろう

2022年6月29日
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結婚相談所に興味があるものの、「モテない人が集まっていそう」「婚期が遅れた人が集まっていそう」というイメージから、利用することを「恥ずかしい」と感じている人は少なくありません。しかしそのようなイメージは、結婚相談所を利用したことがない人たちに抱かれているイメージです。実際に利用した人たちの声とイメージには、大きなギャップがあるのです。

今回は、結婚相談所を利用するのは本当に恥ずかしいことなのか、実際に利用した人の声を参考にしながら解説します。

結婚相談所は恥ずかしい?世間のイメージ

結婚相談所で婚活することを「恥ずかしい」と思う人は少なくありません。主な理由としては結婚相談所を「結婚相談所を頼らなければ結婚できないような、モテない人たちが集まっている所」や「結婚適齢期を過ぎた人たちの最後の砦」など、ネガティブなイメージが抱かれているからです。

結婚相談所に興味があるものの、そのようなイメージが先行しているばかりに「自分に魅力がないから結婚相談所を利用していると思われたくない」という想いから、入会を踏み留まっている人もいるようです。

モテない人の最後の砦

結婚相談所に対して強く根付いている世間一般的なイメージは、「モテない男女が集まっている所」です。

結婚相談所は結婚願望のある男女が集まる所ですが、「結婚相談所の力を借りないと結婚できないような人が集まっている」と捉えられていることから、「恋愛に対して何か問題のある人しかいないのでは」「広告に出ている人はモデルで、イケメンや美人はいない」と思われているのです。

そのようなイメージが抱かれている結婚相談所に入会すれば、「自分も周囲からモテない人と思われてしまいそう」と思うのは当然のことでしょう。

恋愛結婚をあきらめた人が利用するところ

結婚相談所は、お見合い相手を探すところでもあるため、「恋愛結婚をあきらめた人が頼るところ」というイメージも抱かれています。

結婚相談所では自分の条件に合う人を探すことができますが、限られた中から消去法で相手を選ぶため、ときには妥協して決めることもあります。そのため「結婚相談所には運命的な出会いがない」、「結婚相談所で出会った相手と結婚しても、ドライな関係の夫婦になりそう」というイメージを生むことにつながっています。

特にドラマチックな恋愛の末に結婚を理想としている人にとって結婚相談所は「夢のないところ」と敬遠されがちのようです。

お金を払わないと結婚できないの?

結婚相談所での婚活はある程度の費用を要するため、「お金を払わないと結婚できない人だと思われる」というイメージも抱かれているようです。

一般的に結婚相談所は他の婚活サービスよりも割高であるため「高いお金を払ってまで結婚したいと思っている、焦っている人と思われてしまうのではないか」と思われているのです。

また、高いお金を払って相手を選ぶという観点から「年収や容姿など世間体で結婚相手を選ぶと思われる」とも思われているようです。「高いお金を払う分、高望みをしている」など、結婚に対して貪欲に思われてしまうことを気にしているのでしょう。

高いお金を払わされてだまされている?

結婚相談所は、入会金や月会費だけでなく、お見合い料や成婚料などがかかります。プランや活動期間によっては他の婚活サービスよりも多額になるため、「入会したら高額な料金を要求されそう」という不安を抱く人も多いようです。このように、結婚相談所は割高であるがために「結婚詐欺に遭いそう」と不審に思う人も少なくありません。

また、「結婚できなければ、お金が無駄になる」と後悔することを恐れたり、「結婚できるのは条件の良い一部の人だけ」など、ハードルの高さを感じていたりすることもあるようです。

実際に結婚相談所を利用する人

結婚相談所に対するネガティブなイメージと抱かれている理由を述べましたが、これらは利用したことがない人が抱いているイメージです。実際、結婚相談所を利用して幸せな結婚生活を送っている人も多くいます。結婚相談所の利用は本当に「恥ずかしいこと」なのか、実際に結婚相談所を利用した人の声を参考にすると、イメージと現実との間には大きなギャップがあることが分かります。

モテないではなく、仕事柄出会いがない

結婚相談所を利用している人はモテないから結婚できないのではなく、さまざまな事情により自分一人では婚活を進められないから、結婚相談所にサポートしてもらっているという人が多いようです。

さまざまな事情とは、仕事が忙しすぎるために自ら出会いを求めている時間がない、恋愛相手としてはモテるけれども、結婚を真剣に考える人との出会いには恵まれないなどの事情です。また、仕事に支障をきたすため社内や仕事関係の人とは結婚したくないという人や、同性が多い業界にいるため、異性との出会いに恵まれないという人もいます。

さらに、「結婚相談所はモテない人の集まり」というイメージに対しても「そもそもモテる人の方が少ない。モテないのは普通のことだから、結婚相談所には恋愛に問題のある人や変な人ばかりが集まる所という認識には誤解がある」という見方もあるようです。

結婚相談所で出会って、恋愛結婚したい

結婚相談所には、「恋愛結婚をあきらめた人が集まっている」というイメージがあります。しかし、結婚相談所を利用している全ての人が、恋愛と結婚を分けて考えているわけではありません。利用している人の中には、結婚相談所では出会いのきっかけを提供してもらい、好きになった相手と恋愛して結婚したいと考えている人もいます。

もちろん、なかには「恋愛と結婚は別」と割り切った考えで入会する人もいるでしょう。しかし実際には、結婚相談所で出会い、ラブラブになって成婚退会していくカップルも数多く存在しており、「結婚相談所=お見合い」というわけではないのです。

お金を払って、効率的に婚活したい

結婚相談所では結婚というゴールを最短で目指すことができるため、「結婚の意思があるのかわからない人と付き合って無駄な時間を過ごしたくない」「自分で探す時間がないので、代わりに探してもらいたい」という人にとってはメリットの多い婚活サービスだといえるでしょう。結婚相談所は他の婚活サービスよりも割高である分、サポートが充実しています。よって、運命の出会いを待ったり自分で結婚相手を探したりするよりも、効率的に婚活を進めることができます。

また、結婚相談所は、年収や結婚歴など相手に聞きにくいことも本人に代わって聞いてくれるため、「気になっているけどなかなか聞けない」や「婚約後に聞いて信用を失った」と時間を無駄にすることもないでしょう。

恋愛に自信がないので、プロのサポートがほしい

結婚相談所を利用している人の中には、恋愛経験が浅いために上手く婚活を進められない人もいます。これまでの恋愛経験上、「上手に付き合うことができない」「人を見る目に自信がない」という理由から、結婚相談所のサポートを受けているケースも多いのです。

また、「家族や友達の意見は当てにならないから、第3者のプロのアドバイスがほしい」という人や「自分が理想としている人と相性が良いかどうか分からないから、自分に合う相手を見つけてほしい」、「マッチングアプリでは変な人ばかりだから、身元が保証された安心できる人を紹介してほしい」といった理由で結婚相談所を利用している人もいます。これらの声は、結婚相談所のサービスの質に信頼を寄せている人が多いということを示しています。

結婚相談所が特別ではなくなった理由

結婚相談所には「堅苦しい」「古臭い」というイメージが抱かれていたときもありました。しかし近年では、マッチングアプリや婚活パーティなど気軽に出会える場が増えたことで、結婚相談所も婚活の手段のひとつとして捉えられています。アプリなどの気軽な婚活から、結婚相談所に乗り換える若い世代も増えています。今や結婚相談所が「昔ながらのお見合いをするところ」ではなくなってきている背景についてまとめました。

女性活躍が進み晩婚化になった

結婚相談所が普及している背景の一つに、女性の社会進出が挙げられます。女性が社会で活躍できるきっかけとなったのは1989年に成立した男女雇用機会均等法で、この法律により仕事に打ち込む女性が増え、寿退社をする女性が減少しました。それまでの「女の幸せは結婚」という風潮はなくなりましたが、キャリアを重視するために婚期が遅れる女性が増え、「結婚したい」と思ったときには周囲に自然と出会える人がおらず、結婚相談所に駆け込むケースが増えたのです。

女性の場合、出産を考えると、結婚相手を探すのに時間をかけてはいられません。結婚を目的としたとき、独身だけが集まる結婚相談所は婚活を効率的に進められる婚活サービスなのです。

「マッチング」が一般的に

マッチングアプリの普及により、近年ではオンライン上での出会いも一般的になりつつあります。同じ価値観や目的を持った人との「マッチング」は、仕事や恋愛でも一般化し、スマートフォン一つで気軽に出会いを探せるようになりました。

しかし、マッチングアプリは出会いの幅が広いため、結婚を真剣に考えている人にとっては非効率です。また合コンで結婚願望があるのか分からない人と出会うよりも、初めから自分の条件に合った人と出会った方が、結婚できる確率は高くなります。結婚相談所は、そのような人たちの要望に応えられる婚活サービスとして人気を高めているのです。

マッチングアプリが不安

出会いの手段が増えた結果、マッチングアプリでの出会いに不安を抱く人も増えています。マッチングアプリでは、ビジネス目的・サクラ・既婚者・遊び目的など、恋愛や結婚が目的ではない人を排除できないからです。中には、名前や年齢、職業を偽る人や金銭を要求する人もいるため、安心して利用できないケースも多いのです。

このような不安を抱えながら自力で相手を探すよりも、身元がしっかり保証された人を紹介してもらうほうが、時間的にもコスト的にも良いことは明らかです。結婚相談所のほとんどは入会前に審査を行うため、身元を偽る人はいません。実際にマッチングアプリから結婚相談所に切り替えた人も多く、安心して利用できる婚活サービスとして普及しています。

まとめ

結婚相談所は、「モテない人の集まり」「恋愛をあきらめた人が妥協して利用している」「高額な費用をだまし取られている」といったネガティブなイメージが未だに抱かれています。しかし、実際に結婚相談所を利用した人の中には、「出会いが少ない環境にいるため結婚相談所で理想の相手を見つけたい」という人や、「プロのサポートを受けながら効率良く婚活を進めたい」といったポジティブな理由での利用者が多いようです。

オンライン上の出会いやマッチングアプリでの出会いが増えた結果、「もっと安全に効率良く相手を探したい」という理由で、結婚相談所に乗り換えるケースが増えています。いずれにしても結婚相談所は「モテない人の最後の砦」ではなく、遠回りせず近道で結婚というゴールに向かうことができる婚活サービスなのです。

【Q】結婚相談所は恥ずかしい?

結婚相談所を恥ずかしいと思うのは、世間にネガティブなイメージや偏見が浸透しているからです。結婚相談所を利用したことのない人の多くは結婚相談所を「異性に対して魅力がない人が集まっている」「婚期が遅れたために焦って入会した人が集まっている」というイメージを抱いているようです。よって「結婚相談所=負け組の集まり」というイメージが根付いてしまっているのです。

しかし、結婚相談所を利用した人の中には、理想の人に出会い結婚して幸せな家庭を築いている人も多くいます。真剣に結婚を考えているのに、恥ずかしいという理由で入会を踏み留まっている人は、実際に無料相談に行って自分の抱いているイメージを確認してみると良いでしょう。また、結婚相談所を利用して結婚した人の意見も参考にすることで、結婚相談所に対して前向きなイメージを抱くことができるかもしれません。

【Q】結婚相談所はモテない人が多い?

結婚相談所には「結婚できない人=モテない人が集まっている」というイメージが浸透しています。「結婚相談所を利用すると、周囲に魅力がない人間だと思われてしまう」という不安から、敬遠している人もいるでしょう。

しかし、実際のところ結婚できないのはモテないからではなく、出会いに恵まれなかったり、付き合っていた相手が結婚に乗り気でなかったり、忙しくて婚活を進められなかったりと、さまざまな事情があります。また、そもそもモテる人の方が少ないため、結婚相談所を利用している人の大半は「モテない=普通の人」ともいえるでしょう。

結婚相談所には、結婚を真剣に考えている人が集まっており、理想の相手に選ばれるため自分磨きに励んでいる人も多くいます。魅力的な人との出会いが待っているかもしれません。

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